こんばんは、一度PCの電源を落とすと何故かなかなか起動しない状態に陥ってしまった頭目です。
こないだの急なヴェルティゴではっ倒してしまったのが原因かもしれません。
どうでも良いですが、
ストラトヴァリウスの
「マニアックダンス」はマニアックな路線変更で萎えますね(話自体がマニアックで失礼
今日は場繋ぎに先日の《慟哭の塔》レポ。
メンバー総出&お知り合いの二人という、相変わらず身内なメンツで48F↑に遊びに行きました。
結果から云うと、出発が遅かったのであまり時間を取れず失敗。
運勝負のところがあるので、いつか4時間ぐらいで通過できる日までまったりやろうと思ってます。
SSはいっぱい撮ったのですが、このようなタコ殴りのものばっかりであまり面白くありません。
敵を見つけたら、ひたすらみんなで殴りまくり
スティ。
しかも黄金D3と変わりませんしね・・・CP13-1のお手伝いも飽きるくらいやったなぁ(とは云え面白いのでまだまだやります)。
そういえば、私はいつも音楽を消してTWをプレイいるのですが、「慟哭の塔の音楽はかっこいい」と云われたのでONにしてみたら確かにかっこいい。
良い感じのミクスチャーで、たまに
「KILL ME! KILL ME!(そう聞こえる)
」とデス声が入ってたり金物系がカンカンいってて面白いですね。
こんな感じの時にONにしたのがいけなかっただろうか。
でも苺リッチ2匹って、実はCSを両方に当てやすいので楽なのです。
人が多いと、リッチの攻撃力もたかがしれてますからねぇ・・・問題はあの
デストロンガスを出すトラップだ。
運勝負二回に負けて下界に戻ると、聖地におかしな三人が。
同じクラブだと思われないようにコソコソと逃げましたが、あっさりと見つかってしまいえらい目に遭わされました。
特にオチも無く終わるところが頭目ブログの醍醐味。
注:ここは私個人でなく神風メンバーみんなのブログです。
・ 本と合わせ聴きすると面白いメタル(1) ・
こちらも場繋ぎ企画で何となく書いてしまいました。
ということで、元ネタがあり併用するとなお楽しめるというジャパメタとその本をご紹介。
いつもながら、あまり役に立たなそうな情報だなぁ。
~用意するCD~
人間椅子:『人間失格』・『無限の住人』
陰陽座:『鬼哭転生』・『百鬼繚乱』
先ず、
《人間椅子》という日本のメタルバンドがあるのです。
これはかなり古くから長々と活動しており、現在の若手ジャパメタである
《陰陽座》や
《犬神サーカス団》などに多大な影響を与えた重鎮であります。
曲的には、そう・・・聴いて欲しいけど、あまり一般人にはお勧めできないような重々しいものが殆ど。
陰陽座の重い系が好きな人は大好きになれます(逆はよく見かけます
そしてバンド名からも判るとおり、
江戸川乱歩の小説はもちろんの事、
芥川龍之介の作品やら何やらのエグい曲タイトルが満載です。
この流れで行くと「今更あんな有名なの読めと紹介するのか?」と云われそうなので、今回はちょっと別のものを紹介。
~坂口安吾:『桜の森の満開の下』 と 人間椅子:『桜の森の満開の下』~
この作品は歴史小説なのですが、とにかく現実感の無く怖いサイコな恋愛を書いた幻想小説、という位置付けになると思います。いや、怖いと云うよりも気持ち悪い、でしょうか。
絵本や童話の中にある無邪気な残虐性、そういったものを少し強めに押し出したようなその作風は読んだ日の後数日にやや支障を来します。
ジャンヌダルクの曲にもサイコ野郎の恋愛みたいな曲(SisterとかSEVENとか)がありますが、あの世界観などは比になりません。
映画がDVD化もされているので、そちらを見てみるのも良いかもですね。
一方曲の方は、ギターの気持ち悪いワウとのっぺりとしたリズムから始まり、まるで物語の展開が進んでいくように頻繁なリズムチェンジと、やはり気持ちの悪いギターソロを繰り返す感じ。
歌メロの盛り上がりが無く終わるあたりは、小説の方にもちゃんとしたオチがないような部分に似ています。
『人間失格』というアルバムに収録。同アルバムは
『針の山』・『あやかしの鼓』・『りんごの泪』・『天国に結ぶ恋』といった名曲が多いので、録音状況を除けばかなりオススメ・・・したいです。
本も一緒にですね。
~ 沙村広明:『無限の住人』 と 人間椅子:『無限の住人』 ~
これは小説ではなく漫画ですが、タイトルが同じなのはどうやらリアルタイムでイメージアルバムとして人間椅子が作成したものだから、だそうです(漫画の方は最近知りました)。
『無限の住人』という名前は曲名でもありますがアルバムのタイトルでもあり、ここで紹介するのはアルバム全体として、個人的には人間椅子の中で一番好きなアルバムなのでついでに押してみます。
やはり一般ウケするサウンドではありませんが・・・こういう系は何気に聴いてるといつのまにかハマってしまうもので
、『晒し首』や
『地獄』、『辻斬り小唄無宿編』なんかはずっと聴いてるとちょっと笑ってしまうのですけどね。
しかし、私は曲先行のイメージで漫画を読んだのでかなり面白かったのですが、逆に漫画が好きな人がこのアルバムを聴いて良いと思うかは・・・やはり疑問ですね。
ちなみに漫画の方は、江戸時代後期を舞台とした時代劇風のファンタジー。
絵柄的にも、
バガボンドとか好きな人だったら好きなのかな?(バガボンドを読んだ事がないので何とも
意外に洋楽ネタな名前もあったりして私はかなり楽しめました。
どちらにしろ
、『人間椅子』というバンドはメロディや勢い重視の曲が好きな人にはなかなか受け付けなさそうでオススメするのが難しいです。
私は何で好きになったんだったかなぁ・・・てゆーか、ジャパメタで嫌いなのほぼ無いのですけれど。
世界観は大事だと思う今日この頃。
~ 京極夏彦:『姑獲鳥の夏』 と 陰陽座:『眩暈坂』 ~
以前紹介して以来、ウチのクラブでも大人気の
陰陽座。その一作目となるアルバム
『鬼哭転生』のトップバッターを飾るのがこの
『眩暈坂』という曲(実際の1曲目は
『降臨』というSEだけど)ですが、その元ネタが詰まってるというかそのまんまも甚だしいのが、
京極夏彦・作 陰陽師探偵シリーズのこれまた一作目である
『姑獲鳥の夏』です。
私は本先行だったので、曲の始まりの台詞である
「この世に不思議な事など何もない」という部分でヘナヘナと来たのをもの凄く鮮明に憶えています。
これは主人公である中禅寺秋彦の座右の銘であり、作中の決め台詞として節目節目に発されるもので、それを冒頭から堂々と語られたらそりゃショック受けるというものです。
そして間奏後にある黒猫さんの台詞は、やはり作中にある関口巽の一人称での語りそのまんまで、そこまで来ると笑ってしまいます。
「うふふ、遊びましょう」の部分は久遠寺涼子の台詞ですね。
ちなみにタイトルの
『眩暈坂』は中禅寺宅である京極堂という古本屋へ向かう時に登らねばならない坂の名前。その他、歌詞も作品の真相に近い部分を語る内容となっています。
あ、批判してるようにしか見えないかもしれませんけれど、そんなのとイントロのギターリフが好きなのもあって、『眩暈坂』は私的に陰陽座の中でトップクラスの位置付けであったり。
ギター持ったら何となく弾きたくなる曲では、
聖飢魔Ⅱの
『1999 SECRET OBJECT』並ですね(ちょっと脱線
そういや『姑獲鳥の夏』は映画にもなってDVD化もされましたが、どうも
『眩暈坂』のせいで中禅寺秋彦役は、原作を読んでいる時にも陰陽座の瞬火さんの顔しか浮かんでこなくなってしまったので、かなりイメージのズレが甚だしかったです。
むぅ、どうしてくれましょう。
~ 京極夏彦:『絡新婦の理』 と 陰陽座:『桜花ノ理』 ~
ほぼ説明は先程の作品と同じ。
「貴方が蜘蛛だったのですね」という台詞で始まり、同じ台詞で終わる
『絡新婦の理』のイメージソングというかそのまんまソングというか。
瞬火さんは、ギターソロ前にあの台詞が云いたいが為にこの曲を作ったのではないかと思ってしまいます。
その内
、「拙僧が殺めたのだ」とかも云いそうだ。
曲の間奏前とアウトロ部分にある黒猫さんの語りは全て作中にある犯人の語り抜粋で、やはりちょっと笑えてしまいますが泣けてもしまえます。
おかげで、犯人のあの人の声がやはり黒猫さんのイメージになってしまったというトラップ。
小説としては、恐ろしいまでに複線の張り巡らされたこの作品は京極夏彦の中で2番目ぐらいに好きでオススメしたいものですが、残念ながら本当に楽しむにはこの前の作品も全て読まないとよく解らない部分がかなりあったりもします(5作目です
あまり関係ないですが、実はこの
『桜花ノ理』という曲は、何故か1stでなく2ndアルバムに収録されてますが、まだレコード会社を通っていない時1stよりも先に二曲入りデモCD-Rとして発表した、ある種一番最初の作品であったりもします。
シリーズものなのでついでに他3つほど紹介ですが、私が1番好きなのは2作目の
『魍魎の匣』という、陰陽座のファンクラブと同名の作品。
猟奇サスペンスと云ってしまえばそれまでかもしれませんが、やはり1000ページ内に張り巡らされた複線と後々の作品に大きく関わる部分、そして推理小説としても1番形になっている作品ではないでしょうか。
これを読んだ時のドキドキ感は前にも後にも無いように思えますね・・・。
2つ目は6作目に当たる
『塗仏の宴』。
これは宴の準備と始末の上下巻になっていますが、短編集の様な上巻から一気にそれら全てを複線とした下巻にいく繋ぎの部分がもの凄く衝撃的。
これも全作読んでいないと面白さが半減以下になってしまうのが残念な所。
でも全作読んでいる人にはもう、上巻はウハウハです。
(密かに、皆が謎に思ってる
くんほう様が出てきます。
3つ目は短編集である
『百器徒然袋-雨』。
時間軸的には
『塗仏の宴』の後の話になりますが、初登場の主人公が今までの主要メンバーに関わるという完全な番外編なので、最初から読んでも違和感ないかもしれません(もちろん全作読んでると所々に出てくるネタが面白いです)。
他の作品と違い、事件自体は多少重いけれどノリはお笑いに近いかも。
主人公は一人称で、名前も語られずに
《僕》という表記だけで綴られているのですが、最後の最後に友人の台詞で本名が分かるあたりもなかなか面白いのです。
『鳴釜・薔薇十字探偵の憂鬱』
『瓶長・薔薇十字探偵の鬱憤』
『山颪・薔薇十字探偵の憤慨』
という三編を収録。陰陽座にはまだ出てない妖怪ですね。
と、かなり長々となりましたが、陰陽座好きな人にはタイトルや曲中で語られる妖怪の名前や専門用語がゴロゴロ出てくる京極夏彦の作品は本当にオススメです。
ページ数が多いので時間がないと話を忘れて大変かもしれませんが、興味を持たれた方は是非一読してみて下さいね。
(今日の1番のオススメは、実は
『桜の森の満開の下』なのですけどね・・・