11/29(火)はアミティス要塞戦でした。
平日のしかも人によってはテスト期間真っ只中な時期でもあってメンバーは少なかったですが、最初にカルデア戦をして以来なぜかずっとこっちしか申し込めてないので、攻め方的にはもうだいぶなれた感じでいけました。
↓遅刻者数名含む↓
メンバーの皆さん、相手クラブの猫天使さん、お疲れ様でした。
次回は12/3(土)の防衛戦です、頑張っていきましょう。
いつものように21:30に要塞内に集合でお願い致します。
深夜、ポン様のイスピンと三代目(狩りステ同士)でFC。
三連敗を喫す。流石は韓流スター。
頭目式重金属講座(第三回)
さて調子にのってきました、三回目です。
先日、このコーナーでいうところのオススメや入門編、初心者編の定義は何?という質問を頂きましたが、私の中では「聴きやすさ」の他に「レンタルや中古CD等に置いてある」という普及率を重視しております。
いくらすすめても、やはり入手し難い物や、本当に良いかも解らないのに(正直、良いバンドでもアルバムにより当たり外れはかなりあります)新品で買ったりというのもなんなので。
まずはレンタルで借りてというのが基本ですね。
で、今回は安藤さん率いる
『SEX MACHINEGUNS』をチョイス。
このバンドは第一回、二回で紹介してきた2バンドよりも「メタルらしいメタル」な曲が多く、ジャンル的にもネオクラシカルからデスラッシュ系まで、良いとこ取りでツボを押さえております。
メロディは基本的にメロディアスで、北欧メタルに代表されるハロウィンやアングラ、ストラトヴァリウスのようなハイトーンにシャウトを織り交ぜた王道なものになっていますね。
ポイントは、そのメロディで歌詞が面白いというところ。
これがなければ、よくある普通のメタルバンドと大差ないですが、ライブでもステージングやメンバーのキャラも含めてやはり他と比べて特異な雰囲気を醸し出しております。
(それが、正統派好きには冒涜とも取れるらしく、賛否両論なのですが。)
個人的には、コテコテ好きな人ほど、こういうのもあるんだなって聴けるものだと思うのですけどねぇ、この熱さは。
というわけでアルバム紹介です。
現在、ライブ盤やベスト盤も含めて、リリースされているのは9枚。どれもハズレと呼べるものはないと思いますが、その中でも一番オススメなのはやはりメジャー1枚目の
『SEX MACHINEGUN』でしょう。スレイヤーの名曲「ANGEL OF DEATH」のような高速リフで始まるタイトル曲「SEX MACHINEGUN」を筆頭に、「DEVIL WING」「桜島」「High Speed SAMURAI」とネタ的にも曲的にも良いもの揃い。かなり有名な「ファミレス・ボンバー」もこのアルバムに収録されています。そしてラストを飾るのがシングル曲でもある「BURN」。この曲は特に歌詞が面白いわけではないですけど、歌い方やらアレンジの面でバンドの特徴が現れてますね。曲だけ聴くと、ものすごくストレートな(そこまで極悪でない)スラッシュなんですけど。ちなみに、デビューシングルは9曲目の「HANABI-la大回転」ですが、一発目からこれですかといった感じですね。サビの「回れ回れヴァンパイア~」という歌詞は、安藤さんがその当時にヴァンパイアハンターにハマってたからとか。
2ndアルバムは
『MADE IN JAPAN』、これもかなりオススメ。マシンガンズは知らないけどこの曲は知ってる、というくらい有名な「TEKKEN Ⅱ」と、2000年ぐらいに放映されたアニメオリジナル版シティーハンターに使われたという「illusion city」「MAGUNUM fire」等が収録されています。「American Z」や「Operation TIGER」のような王道な曲が入っているのも魅力的ですね。後はシングル曲の「ONIGUNSOW」、これは給食をネタに使ったお笑い系ですがとにかく激速い。この辺からやや路線が変わってきたっぽいですね。
3rdアルバムは
『Barbe-Qマイケル』、これがなかなか曲者です。今までの王道メタルな部分ももちつつ、この時の流行モノなどを結構取り入れてるような雰囲気もあり(この頃はスリップノットやマッドヴェイン等のコア・ミクスチャー系が流行っており、そういうのがヘヴィメタルというカテゴリに含まれるようになりました)、シングルからヘヴィ系の「S.H.R.~セクシーヒーローレヴォリューション」や勢い中心の「愛こそすべて」等が収録されている作品です。私が初めて聴いたときは、初期の作品である「Fire」がついに収録されたという以外は特に注目するとこがなかったように思えましたが、聴き潰してくると割りとスルメ式に好きにはなりました。蛇足かもですが、このアルバムからドラマーがサイパンからヒマワリにかわっております。
4thアルバムは
『IGNITION』、これはまた変化を始めているアルバムであります。一曲目は今までのメタメタな曲ではなく、ガンズ&ローゼスの様なLA系のハードロック調な「暴走ロック」で始まり、そこからメロディアスに「頬白鮫の悲劇」に続く。この流れは3rdアルバムの1~2曲目も同じような感じなのですが(曲調的にも)、こちらの方がやはり洗練された感じで好きですね。シングル曲は「世直しGOOD VIBRATION」と「そこに、あなたが…」ですが、これがまた双方とも対照的な意味でパンチが効いている。「そこに、あなたが…」は初めてのマトモなバラード曲・・・と思いきや、後半からものすごくデスっぽくなります。やはり普通にはいけないバンドなのですね。たしか、このシングルからギターがスッシーからパンサーにかわりましたね。メタルバンドに多くのメンバーチェンジがあるのは日本も外国も同じのようです。
そして最新のが5thアルバムの
『HEAVY METAL THUNDER』。これはもう名前のとおり、古臭かろうが何だろうがといったような往年のメタルファンが好きそうな曲が数多く収録されてます。アルバム冒頭から、陰陽座の時にもあげたジューダスプリーストの名曲「The Hellion~Electric Eye」のように幕を開け、Stratovariusの激名曲「Against the Wind」とほぼ全く同じイントロの二曲目、「伝説のキャッチボール」へと流れます(Aメロの歌い出しまで全く同じなのがまた面白い)。シングル曲は「サスペンス劇場」と「出前道一直線」の二曲。これがまたどっちもジャーマン系のメロディにネオクラシカルなギターと、コテコテ好きにはたまりません。パンサーがギターになってからは安藤さんのソロもめっきり減り、アレンジもより古き良き時代のメタルと基盤としたものが多くなってきた気がします。ちなみに、このアルバムからドラマーがまたサイパンに戻り、ベースもcaligaliの研次郎さんがノイジーに代わり加入しました。あの人のベースはcaligaliの中期からかなり好きだったのだけど、ノイジーがいなくなるのは寂しいなぁ。
というわけで、以上
『SEX MACHINEGUNS』のオリジナル盤のみ全て紹介してみました。
ベスト盤は私的にはあまりベストではないので割合。
でも、一番有名な曲といえる「みかんのうた」が聴きたい方はチェックしてみましょう(実はこの曲はスタジオ音源はなく、ライブVerのみですが)。
楽しんで聴ける、と言う点でこのバンドは入門編に入れましたが、バッキングはとにかく生粋のメタル。
これが聴ければ洋メタにもすんなりと入れたりするのではないでしょうか。
次回は入門編の締めくくりとして、
X(X-Japan)をご紹介。
注)この記事は個人的な見解なので、参考程度に止めて下さい。